商品開発事例
Case study

足利美人ドレッシングの開発 JA足利様

ドレッシング 自社商品

お客様情報

顧客名::JA足利様(農業)
地域:栃木県足利市
開発ジャンル:ドレッシング

ご依頼内容・課題

足利市を代表するJA足利の農産物ブランド「あしかが美人」の野菜の廃棄を減らし、有効活用したいとのご相談がありました。大きさや形などの理由で市場に出せない野菜を使い、地域性を活かした製品化を目指したいというご要望でした。

ご提案内容

◼︎使用シーンの検討
・家族での食卓を想定し、子供から大人まで安心して食べられる素材にこだわった製品を目指しました。
・「あしかが美人」野菜の本来の味を楽しめる製品づくりを重視しました。

◼︎ドレッシングの開発
・ドレッシングの実現性や競合製品を考慮し、「あしかが美人」の野菜の中でも、トマト、にんじん、アスパラガス、玉ねぎの4種類をご提案しました。
・野菜を25~35%使用し、野菜の味を活かす玉ねぎを全ての商品に使用しました。
・JA足利様の幹部や社員の方など約100名に試食していただき、いただいた意見を基に味の微調整を行いました。多くの人にとって食べやすい仕上がりを目指しました。

◼︎パッケージについて
・「あしかが美人」ブランドを前面に押し出すため、ロゴマークの使用をご提案しました。ロゴマークは外部の方が商標登録をしていましたが、当商品についてご相談し承諾をいただいた上で使用に至りました。
・野菜そのものの味を大切にした製品であったため、野菜のイラストを使用したシンプルなデザインを採用しました。

ご提案の結果・使用者の声

・発売から5年で、当初の3倍の受注量を達成しました。継続的な生産体制を整えるため、弊社内に冷蔵庫を新設し、収穫した野菜を迅速に加工・保管しています。
・足利市内限定だった販売エリアが、他地域からの評判を受けて拡大しました。
・廃棄していた野菜を活用したことで、農家の方へ収益として還元することができるようになりました。農家の方からも生産体制に継続的なご協力をいただき、地域内で連携することができています。